Seleniumはfirefoxで動くブラウザ型のテストツール。
firefoxで手動操作したアクションをHTMLファイルとして記録し、
そのHTMLファイルを読み込むことでテストケースとして自動実行できる。
環境はWindows7です。
1.Javaをインストールする。
「windows java インストール」でググると以下がヒットする。
http://java.com/ja/download/help/windows_manual_download.xml
このページの通りにすればインストール可能。
勝手にパスも通るはず。
コマンドプロンプトで java -version を実行してバージョンが表示されればOK。
【追記】
パスは通りません。通して下さい。
2.Selenium Server をDLする。
Seleniumの公式サイトの DownLoad から Selenium Server をDLする。
実体は単なるjarファイル。
Internet Explorer Driver Server も一緒にDLする。
このファイルは先程のjarと同じフォルダに配置する。
--- 2013/07/09 追記 ---
「Internet Explorer Driver Server」はなくでも大丈夫。
結局FireFoxしか使わないし・・・。
僕は使ってません。
FireFoxで Selenium IDE をDLする。
そうするとFireFoxにアドオンとして追加される。
3.Seleniumの設定
FireFox左上にあるメニューから「Web開発」→「Selenium IDE」を選択し、起動する。
オプションメニューから「設定」→「Web Driver」→Enable WebDriver Playbackにチェックを入れる→ブラウザ名を指定するがデフォルトのfirefoxが無難。
他のブラウザを指定すると動かないケースがある。
Selenium IDE を再起動する。
4.Selenium Server の起動
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する。
#java -jar selenium-server-standalone-2.33.0.jar -Dwebdriver.ie.driver=.\IEDriverServer.exe
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- 2013/07/09 追記 ---
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「Internet Explorer Driver Server」を使わない場合は以下でOK。
#java -jar selenium-server-standalone-2.33.0.jar
5.Seleniumを使うだけ。
【使い方】
Selenium Server を起動し、FireFoxでSeleniumを起動する。
Seleniumの右上にある赤いボタンがテストケース記録ボタンなので、
ONであればOFFにしておく。
firefoxでテスト対象サイトへ移動し、
Selenium上部のBaseURLでそのサイトのURLを指定する。
記録ボタンを押して記録をスタートし、firefoxで任意の操作をする。
そうすると、操作ログが記録されていくはず。
ある程度操作したら、記録ボタンをOFFにする。
実行ボタン(矢印のボタン)を押すと先ほどのアクションが自動実行される。
上部メニューの「ファイル」から保存を選択し、テストケースを保存して終了。
テストケースを集めたテストスイートというものも作成することができる。
基本的にテストはテストスイート単位で管理する。
「登録処理」というテストスイートの中に「正常に登録」「必須項目を入力しないで登録」「何も入力しないで登録」のようにテストケースを作る。
テストケースだけでもテストは実行できるが、
テストスイートを作成することでバッチ化できるので、
テストスイート単位で管理した方がいい。
http://d.hatena.ne.jp/pospome/20130703/1372829849
テストスイートもテストケースも拡張子を「.html」にすること。
これは便利。