"経営陣の発言の背後にある何か" は存在するのか?

自分はカミナシでVPoEとして働いているので、経営陣と同じミーティングに出席することが多い。 出席するミーティングは様々で "週次の業績・経営方針の共有ミーティング" や "プロダクトの現状や今後の方針を共有するミーティング" などがある。

そういったミーティングではエンジニアリングの話が議題に上がらない事が多く、 エンジニアリング領域の責任者である自分がアレコレ発言する機会は少ない。 どういった発言をしたらいいのか、どういった観点で話を聞けばいいのかが分からず、 基本的に黙って参加しているだけだった。

今までの自分はエンジニアとして働いていたので、基本的にエンジニアリングに関するミーティングにしか参加してこなかった。 これまでのミーティングとは少し毛色の違うものに対して、自身が参加することの価値を発揮できずにいた。

一方で経営陣の人たちは自身の得意領域かどうかに関わらず、なんだかんだで発言をしたり、質問をしたり、ミーティングの中で機能している。 そして、議題に関する解像度・理解度が高い。

例えば、CTOのトリさんも自分と同じエンジニアリング領域の人だが、マーケティングや売上に対して言及することがある(トリさん曰く「AWS時代の経験が活きているらしい」)。

そういった中で自分は「経営陣が発言できる背景として、何かしら共通の意識だったり、観点があるのでは?」と思った。

みんな何を考えているんだろーか?
自分はどーしたら彼らのように振る舞えるのだろうか?

なんてことを考えていたが、最近小さな変化があった。

ミーティング中に自分が「これってどーゆーことなのかな?」とか「これってこーした方がいーのでは?」と思ったことを他の経営陣の方が言及する事が増えてきた。 多少は彼らと同じ視座や観点で物事を考えられるようになってきたのだろうか・・・。

このままやっていけば、なんとなーくできるようになりそうな手応えは感じているものの、 結局 "経営陣の発言の背後にある何か" は存在するのかは分からないままになりそうだなーと思った。